私の経済活動と都路HGIの関係

ここに通い始めてから、5年以上が過ぎました。
先輩移住者の方々からは、常に定住を勧められていますが、
当面は移住はしないつもりです。

もちろん生活コストは、定住に比べて倍以上かかっています。
また二酸化炭素排出量で見れば、車での移動距離からして
増やしてしまっていることは否めません。


なぜこのような活動をしているかと言うと、
里山環境と都会環境の両方を見ながら、
社会システムの修正に貢献したいからです。


社会システムの修正とは、今までの日本固有の価値観や
生活スタイルを見直して、「世界に目を向ける日本人」として
力を結集できる社会システムにしたいという思いです。


日本の今までの60年間は、
全員で力を合わせて日本再建を果たし、
世界を見渡しても
十分すぎる経済大国になりました。


ゼロに近い状態から、
夢を持ちながら皆でいろいろなものを作り出し、
このような物に恵まれた社会に住めるようになりました。

みんなで力を合わせて大きな事をやりとげましたが、
逆に没個性化して成し遂げた成果と言い換えられます。


ある時期が来たら自分で生き方を決めて
歩いていくんだ、と頭では分かっていても
経験が無いので、自信が持てない

自分の考えで自立して歩いていく意志が
弱ってしまった人が多くなってしまいました。



日本人の体質・気質は、争うことよりも
「ゆらぎ」に満ちた環境で、せっせと畑を耕したり、
山に入って四季の恵みを手に入れるような、
平和体質だと思います。

ところが都会は「ゆらぎ音」ではなく、
「機械音」に満ちて、
仕事環境は、負け組み・勝ち組と色分けされた
競走と評価の話題で持ちきり・・・。

都会の人工物に囲まれた環境では、心が癒される場が
非常に少なく、細胞が望んでいることと
頭で考えていること、行動していることとが
ばらばらになってしまっている人も増えました。

価値観が物の充実からお金の充実に向かえば向かうほど、
本来の日本人らしさみたいなものが、
失われていくような気がします。


このような都会環境にも身をおきながら、
里山の新鮮な風を吹き込む役割も担いたいと
考えています。



国の方針を自分なりに噛み砕き
今までの良い所、悪いところを
自分なりに整理しながら、
踊り場状態から、早く抜け出し、
真に豊かな心のある里山と都会を
再構築する必要があります。


そして
これから経済発展を目指そうとしている国に、
転ばぬ先の杖として、
「心と環境に優しい発展」を
ノウハウという形でまとめ
提案していきたいのです。


そんな思いから、
人間が本来持っている潜在能力を育てたり発揮するのに
ふさわしい生活環境や、社会性を育てるために必要な
環境が揃った里山と、
弱肉強食社会でブレーキの効きが悪くなっている都会とを
往復することで、
自分の生活を維持する経済活動を行いながら、
理想を目指しています。

たまたま私の両親は、生まれが会津地方ということもあり、
貢献意識や忠誠心みたいなDNAを受け継いでいると思います。
2人とも既に他界してしまいましたが、里山に郷愁を感じるのも
事実ですが、

着眼大局着手小局(着眼世界着手自分の家族と身の回り)や
心技一体(思いと行動を一致させながら)という意識で、
日本人としての謙虚な誇りを持って、
里山という田舎との関わりを持ち続けています。



地球環境がこのままだと100年維持できないということになると、
今までの先進国の価値観が大きなウエイトを占める社会システムは、
大きく修正が必要になります。


今、ヨーロッパでは二酸化炭素排出権売買や、
カーボン・クレジットという地球環境を守りながら、
経済活動を発展させるような新しい通貨制度が
試行錯誤しながら始まっています。

言い換えれば、
環境を守りながら生活を豊かにする物々交換ルールが、
流通し始めようとしています。

日本もこの60年の急成長の中で得た、
環境破壊と環境改善の日本独自の経験やノウハウを
ヨーロッパと足並みを揃えながら
地球環境を守るために活かせるはずです。

この里山発で、
大きな視野を持っている方々と共に、
いろいろなアイディアを出しながら
サスティナブルな社会になる
ビジネスモデルを作り出したいとおもいます。

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